MX Revolution

 わたしの利用しているマウスはLogicoolMX Revolutionというやつだ.このマウスの「一瞬で1万行分スクロールできる」というような触れ込みに惹かれ買って今まで利用している.

 さて,このMX Revolutionというマウス,スクロールホイールを勢い良くまわすとクリック感がなくなり,慣性の法則に従い回り続けるという特徴がある(注:わたしの設定の場合).これで実際に1万行分のスクロールを数秒で行うことが可能となっている.

 しかし,うちにきたMX Revolutionは買って1ヶ月もしないうちに回転が鈍くなってしまった.別の場所で利用していたMX Revolutionは普通に使えていたので,ホコリか何かが詰まったのだと思う.こうなると,普通に重いマウスでしかない.ホイールの掃除などの情報を探してみたが,ロクな情報は見つからなかった.ちなみに,マウスが簡単に壊れるわけがない,という完全な思い込みから保証書は捨てており,保障期間内であるにもかかわらず保障を受けることができなかったのは苦い経験である.HDDなど保証書を保存してあるものに限って壊れない気がするのはマーフィーの法則だろうか.

 話が脱線した.さらに,MX Revolutionのドライバソフトウェアは非常に出来が悪い.マウスのドライバなのに,40MBというサイズであったり,設定項目の自由度が非常に低い.特に,ホイールクリックで"middle button click"を実現できないのは,タブをone clickで開きたいわたしには致命的だった.結局,インストールしても何もうれしいことのないドライバソフトウェアは削除され,デフォルトのマウスドライバでMX Revolutionは動いていた.

 ところが,昨日たまたま気まぐれでSet Point(Logicoolのマウスユーティリティソフトウェア)をインストールしてみたところ,だいぶバージョンアップしたらしく,"middle button click"や,ctrlやshiftなどのキーストロークまで設定できるようになっており,普通の多機能マウスと呼べる程度にまで成長していた.おかげで,id:eth0:20080531で書いた複数リンクをいっぺんに開く,という操作が片手でできるようになった.この成長は個人的には非常にうれしく,今まではタイヤの付いていない車のような状態だったMX Revolutionが,一気に最新の車に置き換えられたような気分です.

 というわけで,昔は評判の悪かったSet Pointですけれど,"今は結構ましになってました",というお話でした.